カーニバル中止が発表されました…

少し肌寒なり、楽しかった夏が過ぎた頃辺りから、毎年2月もしくは3月に行われる色鮮やかなカーニバルコスチュームを夢見てトリニダード・トバゴ・カーニバル参加に向け、準備し始める時期では皆さんなかったでしょうか…

現地時間9月28日トリニダード・トバゴ首相 
キース・ロウリー博士の発表によると、
『クリスマスまでにパンデミックが劇的な変化がない限り2021年2月にトリニダードトバゴカーニバルは開催されないと誰もがわかることだ』と事実上カーニバルの中止が断言されました。

これまでのトリニダード政府の対応として、発表されていたのは「カーニバル2021はこれまでの規模を縮小し、さらに米国、英国、ヨーロッパなどの観光客をトリニダードに入国させず、カーニバル実施する」という対応だったので、世界のカーニバルファンは肩を落としたはずです。

確かに世界の2020年のカーニバルに目を向けてみると、
カリバナ(カナダ)、レイバーカーニバル(NY
)、ノッテングヒル・カーニバル(ロンドン)、クロップ・オーバー(バルバトス)と各国での有名カーニバルは軒並み中止となり、インターネットを利用したバーチャルイベントなどが増えていました。

ここ最近では、通常4月に行われるジャマイカ・カーニバルが10月に延長されたにも関わらず、やはり10月もキャンセルの発表がされました。そして、2日前にはリオのカーニバルに関しても、ブラジルは世界的にもコロナウイルスによる感染者数が多く、ダンサーや観客が密集するカーニバルは、「延期」と発表されたばかりだったので、
私自身トリニダードをカーニバルの行方がかなり気になっていたところでもありました。

トリニダード・トバゴの首相は発表の中で暗い事ばかりに目を向けるのではなく、
『私たちは生きてることに感謝しましょう』
というメッセージを伝えられています。

カーニバルの醍醐味というのは、カーニバル・ロードにて世界中から訪れる会う方や仲間と肩と組み踊り、歌う『一体感』だと思います。

ソーシャルディスタンスなく安心して、
またカーニバルが行える安全な世界が一刻も早く戻る様に、
心から願っています。

この記事を書いた人

Asuka

10代よりReggaeを聞き始め、
Kevin lyttle“Turn me on”をきっかけにSocaそしてTrinidad&Tobagoに興味を持ち、現地のカーニバル参加を目指し語学を学ぶ為カナダトロント長期滞在のち、念願のトリニダードカーニバルに参加し衝撃をうける。

日本帰国後も仕事とプライベートを充実させ、カーニバル時期になると長期でトリニダードに渡る。

2016年独立行政法人国際交流基の助成を活用し、アフリカガーナ、中南米ベリーズに“Japan Yosakoi Ren”のメンバーとして国際交流活動に参加。
2018年にもトリニダード&トバゴ西インド諸島大学にて同様の活動を行った。

トリニダード人も認めるワイニーと日本人離れしたバイブスを武器に体一つでカーニバルバイブスを表現する大阪人。